三井千絵

Opinion

コロナと戦う開示⑤:リスクの説明に力を入れた野村不動産

執筆者:三井千絵氏(データアナリスト)概要:コロナ禍の影響で、テナントの休業等により賃貸事業に黄色信号が点り、不動産価格の下落は事業の見通しに大きく影を落としている。そんな中、野村不動産ホールディングスは決算説明資料において各事業部門へのリスクマップをうまくまとめており、非常に参考になる。
Opinion

コロナと戦う開示③:事業の将来を見据えたAOKIの追加情報開示

執筆者:三井千絵氏(データアナリスト)概要:コロナ禍を踏まえた「会計上の見積りに関する追加情報」の開示が要請される中、AOKIホールディングスが5月20日に発表した決算短信が注目されている。今回は、充実したその開示について紹介する。
Opinion

緊急事態宣言下での運用会社の議決権行使の状況は?

執筆者:三井千絵氏(データアナリスト)概要:コロナ禍の中で運用会社の議決権行使担当者は何を考えているのだろうか。緊急アンケートの結果、現段階では大きな問題は生じていないものの、テレワークによるオペレーション面の不安やスチュワードシップ責任の負担感の大きさが浮き彫りになった。
Opinion

コロナと戦う開示②:開示で社会に貢献 GMOインターネット

執筆者:三井千絵氏(データアナリスト)概要:GMOグループは1月末に他の会社に先駆けてCEOの熊谷正寿氏のリーダーシップの下、全面在宅勤務体制に移行した。すごいのは開示を武器に新しい事業機会を創出しようとするところだ。当然にそれが社会貢献にもつながっており、参照すべきベストプラクティスの1つといえるだろう。
Opinion

コロナと戦う開示①:SHIFT社の決算説明会資料

執筆者:三井千絵氏(データアナリスト)概要:SHIFT社の決算説明会資料に投資家からの熱い視線が注がれている。好調な業績を冒頭に大きく開示するのかと思ったら、そうではなくコロナ感染情報や対策について詳述する。一歩先を見据えた財務施策や人事戦略を紹介し、コロナ後のビジョンも語っている。
Opinion

新型コロナ危機下に株主総会を予定どおり行うか、未来を見据えて判断を(2)

執筆者:三井千絵氏(データアナリスト)概要:決算報告(監査)なき株主総会にどんな意味があるのだろうか。決算・監査のクオリティ向上、緊急事態宣言中の経営・事業の体制のあり方、従業員・株主の安全を鑑み、1社でも多くの企業が株主総会の延期を積極的に検討されることを願いたい。
Opinion

新型コロナ危機下に株主総会を予定どおり行うか、未来を見据えて判断を

執筆者:三井千絵氏(データアナリスト)概要:新型感染症で企業の決算実務に甚大な影響が出ている。株主総会について、そもそも「予定どおり開催すべきか」を真剣に考える必要がある。監査が完了しないのに、株主総会を開催する意味はどこにあるのか。投資家、会計士、経理担当者等がどうこの問題を捉えているかをまとめた。
会計・監査

コロナウイルスによる財務諸表インパクトの開示:オーストラリア会計基準審議会のFAQ

執筆者:三井千絵氏(データアナリスト)概要:パンデミックの嵐が吹き荒れる中、3月にオーストラリア会計基準審議会・監査保証基準審議会は、「コロナウイルスが財務報告および監査に与えるインパクト」(FAQ)を公表した。難航する日本企業の決算監査業務にもこのFAQは役立つと考えるため、その概要を紹介する。